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ストレス原因の腹痛とは 1 [体におこる症状]

■ ストレス原因の腹痛とは 1

日本人は、外国の人と比べると圧倒的に胃腸が弱いと言われています。
その原因は、国民的感染症「ピロリ菌」が代々親から子へ感染していったとも言われますが、4人に1人は、胃腸のはたらきに問題があるというデータもあります。体質なのか本当にピロリ菌の影響が強いのか、はっきりしてませんが、胃腸が弱いという事実は本当です。

胃腸の弱さに付込むように、ストレスを抱えた人の多くは、お腹の不調を訴えるようです。


腹痛とストレスは切れない関係

「嫌なことや不安なことがあるとお腹が痛くなる」
そんな経験をしたことがある人は多いかと思います。

腹痛は日常的に良く起こる症状です。その原因は、冷えや暴飲暴食、病気など様々です。
ここでは、腹痛について主としてストレスとの関係をお話していきます。もちろん、全ての腹痛の原因がストレスに固定されているわけではないので、その他についても触れていきます。

・腹痛の種類

ストレスは体に対して何らかのマイナス影響をおこす。良く知られていることですが、特に胃腸に影響の出る人が多いと言われています。腹痛と言っても様々ですね。具体的には、急性胃炎、虫垂炎(盲腸)、胃潰瘍、過敏性腸症候群などといった形をとって症状に現れてきます。

では、それぞれについて次回から説明していきますね。


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ストレスでの頭痛 その理由とは [体の症状]


■ ストレスでの頭痛 その理由とは


大きなストレスをうけた結果、身体に生じる症状で多いのは腹痛と頭痛でしょう。ではなぜ、ストレスで頭痛になるのか。その仕組みを理解することは対策や治療に役に立ちます。

ストレスで心身に症状が生じるのは、主に2つ。

 1 ストレスホルモン(副腎皮質ホルモン)の乱れ
 2 自律神経系の乱れ

これですね。



1のストレスホルモンとは、副腎皮質から分泌されるホルモンのことです。体内で合成・分泌されているステロイドであり、「コルチゾール」等がこれにあたります。

ステロイドには「体液量を増やすことで血圧を上げる」作用があります。ストレスを受けた身体は、そのストレスの原因と闘おうとします。具体的には血圧を上げて身体を戦闘態勢にします。原始生物だったころの名残で、的からの逃走や獲物を追いかけるときの臨戦状態を作り出します。現在の日本ではおこりにくいことですが、このときの脳の血圧上昇に伴う血管の収縮・拡張や脳の血液量の増大が、頭痛の原因の1つになります。

2の自律神経系の乱れも、頭痛に繋がることがあります。
自律神経は、頭部を含めた全身に分布してます。

リラックス状態では、自律神経系のうち副交感神経というリラックス系の神経が活性化して心と身体を緩めます。頭部の神経もリラックスしているので頭の筋肉も適度に緩んでいます。反対に、ストレスがかかったときは交感神経という緊張系の神経が活性化します。体の筋肉が収縮、もちろん頭部の筋肉も収縮します。頭を締め付けることになるので頭痛が生じる原因となるのです。脳がどうこうした……ではなく、頭部の筋肉がどうこうなるわけです。

ストレスで頭痛が生じてしまうのは、以上の働きのためです。

ストレスが原因であっても「頭痛」は頭痛です。日ごろから慢性頭痛に悩まされている人、よくいう「頭痛もち」は日本人の3人に1人くらいとみられます。慢性頭痛にもいろいろありますが、一番多いのが「緊張型頭痛」で、15歳以上の日本人の22.3%を占めます。次に「片頭痛」(8.4%)。ほかには「群発頭痛」がありますが、こちらはストレスとは無関係のようです。

命にかかわるものではありませんが、痛みの起き方や誘因、自分で対処するためのセルフケアや薬の使い方などが違います。


◆ 緊張型頭痛の特徴とは

 頭全体が重くなり、圧迫されるような締めつけられるような痛みがあります。痛みの程度は片頭痛に比べて軽いとされます。緊張型頭痛にも2種類あります。

 筋肉のコリが原因:
  デスクワークで長時間前かがみの姿勢を続けたり、パソコン画面を長く見続ける人などに多くみられます。合わない眼鏡(サイズ・焦点)や、目の疲れによっても起きてきます。
 心が原因:
  ストレスが原因です。職場の人間関係や家族の問題など、精神的な負担が圧し掛かることで起こります。責任感が強い真面目な人に多いようです。頭痛は漠然とした頭の鈍重感から始まって1日中持続する傾向があります。

 対処はどちらとも、体と心の緊張を解消するのが第一です。いきなり初めから薬に頼るのは止めて、最初はストレッチや体操、マッサージをしたり、外の空気を吸ったりで、とにかく気分転換に務めます。好きな音楽を聴いたり、湯船につかってゆっくり入浴するのもリラックスに役立ちます。


◆「片頭痛」の特徴とは

 男性より女性の方が3.6倍も多いという頭痛です。30歳代女性の約20%は片頭痛をもっているという話もあります。症状としては、ズキンズキン(拍動性という)な痛みのが頭の片側(両側ということも)に起こります。原因は、血管の周囲が神経原性炎症を起こしたり、血管が異常に拡張するためと考えられてます。

 発生頻度は月に1~2回ほどでしょうか。数時間で終わることも多いですが、長い人では3日間ほども続きます。吐き気を伴って、光をまぶしく感じたり、音にも敏感になります。中には、生あくびが出たり、空腹感やイライラ感がつのりだすことで、「頭痛が来そうだな」とわかる人がいます。ほかには、目の前にキラキラした光が出現して視野がぼやける「閃輝暗点」という症状、手足が麻痺する、などが前兆として現れるという人もいます。

 対処としては、自分の片頭痛を起こす誘因をつかんでおくことが重要です。「これをしたら頭が痛む」というものを把握するのです。一般的な誘因としてはワインやチーズが有名、ほかにもさまざまなものがあります。

 週末に頭が痛くなる・・・「寝過ぎ」が誘引の可能性
   >>> 平日と同じように早目に起きること

 外出時に片頭痛・・・車・人・騒音・まぶしさなどが誘因
   >>> サングラスをかけて防止

片頭痛を防止するには誘因を避けることに尽きます。頭痛が起きた場合は、できるだけ安静にすることです。暗い部屋に横たわり、眠ってしまうことが一番ですね。仕事場にいくストレスが誘引という人は、その職務を変えてもらうか、苦手にしている上司などから離れることが一番です。それが不可能なら、ストレスと仕事を天秤にかけ、絶えられないと判断したら、退職する決断も必要です。


その場その時の痛みをやわらげる方法は人それぞれです。痛む所を抑える・もむ、頭を冷やす・温めるなど、自分で楽になる方法を早くに発見することが大切です。

ストレスと頭痛は、昔から深い関係にあるようです。
無理に絶え続けていると、ただのストレスだったのが、うつ病などの深刻な病状に発展する恐れがあります。原因を退けたり避けたりができないようなら、大きく長い目で自分の状況を見つめなおしてください。後から考えれば最適だったと思える時がくるでしょう。




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